「エリック・アイドル発見の旅」 続き
前戯は終わった。さて、ここからが本題である。
入口が近づき、ガラスの向こうに見えたのは、そう、我らがエリック・アイドルだった!
その姿を見たとたん、私の頭脳はパニックモードに陥り、「うわ、ほら、み、見て、見て、見て、
え、エリック!エリックエリック!エリックだよ!ほら、あそこあそこ!ぎゃぁぁぁ!!!」と独りで
大興奮。その心境は「アアァァアァァ城」を発見したときのアーサー王に勝るとも劣らなかったろう。
そんな私を見つめる2人の視線は、いささか冷ややかであったことを覚えている。
中に入りたい。入りたくてたまらない。あのエリックと記念撮影したい。「早く入らせろ、あぁ!?スルーパス!!?
なんなんだよ!早く入れろよ!エリックに会わせろよ!Ni!って言うぞ!言い殺すぞ!」
心中罵倒のオンパレードだ。Ni!の騎士が腹の中をぐるぐると駆けめぐり、Ni!!Ni!!!と叫んでいる。
ようやく入れたときには独りダッシュし、受付嬢から頒布用の黄色い眼鏡を奪い取っていた。
中にあったエリック像はほんのり豪華な額縁に入り、こちらに向かってにこやかに手を振っている写真。あの顔からすると、
きっと「キャスパー」のころだと思う、とすると95年?あれも確かディズニーだったはず、エリック、ディズニーと
なんかあったのか。今までに一回も名前をださなかったが、この「ミクロアドベンチャー」は立体映像が売りのアト
ラクションである。それに関連してなのか、このエリックの写真も3D加工してあり、どの角度から見ても同じ向きの
エリックが手を振っている。ちょっと気持ち悪・・・いやいや、いくらしわしわしわしわしわだろうと、くるんくるんの
パーマだったとしても、エリックはエリック、エリックなんだから・・・そう自分に言い聞かせて記念撮影に入る。
「早くっ!早く撮ってくれ!恥ずかしいからっ!」と今更ながら恥ずかしがりつつKにカメラを手渡し、
エリック像の前で写真撮影。
あの日、何人がエリック像の前で写真を撮っただろうか?何人がエリックを見るべくあのアトラクションに入っただろうか?
きっと答えは0だろうと思う。
このアトラクションの説明フィルムが流れる。
画面を見ると・・・・・・・え、エリック!?こんなとこにも出てたのかっ!これが驚かずにいられようか!!
そのフィルムは「建築家スケッチ」を彷彿とさせる内容で、ああ、これ、きっとエリックが脚本書いたんだ、と
妙に納得してしまった。
それを見ていたときの私の反応と来たら、思い起こすだに恥ずかしい。まず彼の姿を見るなりぶはっ!と吹き出し、
笑いをこらえきれずくつくつと笑い、またぶはぁっっ!!とさっきよりも激しく吹き出し、体を二つに折って
笑いまくり、吹き出した拍子に涎が溢れ、まさに奇々怪々という文字を当てはめるにふさわしいであろう反応だった。
いや、反応なんてもんじゃないな、あれは・・・。そんな私を見つめる友人達の目は、驚きのあまり見開かれていた。
2003年3月15日、午後一時くらいにあのアトラクションに行って変な人物を見かけたあなた、そいつは私です。
本編もえらい濃い内容で・・・いや、パイソン(エリック)ファンにとってだけど・・・。もう出ずっぱりだった。
英語の音声をヘッドフォンで聴けるという席にも座れた上、映像も最初から最後までエリック、エリック、エリック。
しわしわ面がどアップで出る度に涙を覚えた。
さあ、未経験のパイソンファンの皆様、一度行ってみては。 このアトラクションだけでもパイソン欲を満たすだけの
入場料分の価値はありますよ。
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